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✈️カンボジアインターンシップ体験記:小森さんの成長と挑戦
25.08.04
カンボジアインターンシップ体験記:小森さんの成長と挑戦
日本カジノスクールを卒業後、海外でのカジノディーラーという夢を叶え、カンボジアの「GRAND LA VOGUE Hotel & Casino」でインターンシップを経験された小森さんのレポートが届きました!半年間のインターンシップを通して、どのように成長し、どのような経験をされたのか、ご紹介します。
【1ヶ月目】憧れのディーラーデビュー!異文化での挑戦
2025年1月、常夏の国カンボジア・シアヌークビルで念願のカジノディーラーとしての第一歩を踏み出しました。初日からオリエンテーション、ホテル見学、スタッフ紹介と盛りだくさんの日々が始まりました。
カンボジアのビーチ
最初の1ヶ月は、BC(バカラ)と牛牛(ニュウニュウ)のトレーニングに集中しました。特に、バカラのインシュランスルールや、コミッションを含む配当計算の習得には大変苦労しました。しかし、スクールで習って頑張った練習の成果が発揮できる場所だと感じています。試験で細かく指摘されたことが、本当に必須なことだと改めて実感しました。 インターンが私一人だったこともあり、担当トレーナーがじっくり時間をかけて丁寧に指導してくださったおかげで、安心して取り組むことができました。
職場の雰囲気は、ホテルの各部署の現地スタッフの皆さんが非常に和やかで、すれ違うたびに挨拶や微笑みを返してくれます。ディーラーの皆さんもフレンドリーで、いつもおしゃべりで賑やかです。最初は日本人の担当スタッフが付いてくれましたが、デビュー後は現場で一人で英語でやり取りを行うことが多くなりました。お客様がいない時は和やかですが、お客様がフロアに来た瞬間に、穏やかながらも「見えない緊張感」が走る本場のカジノの空気を肌で感じています。
休日に日本人スタッフに連れて行ってもらったシアヌークビルのコンドミニアム内のプールにて
【3ヶ月目】カンボジア生活に慣れて見つけた楽しみ
カンボジアに来て3ヶ月が経ちました。常夏の国ですが、最近は時々雷雨になることもあり、少しずつ雨季の訪れを感じています。カジノディーラーの仕事内容や生活にもすっかり慣れて、自分の生活パターンが決まってきました。食事は朝、昼、夕、夜中と職場で提供されるものを利用しています。
食べ物以外でも、アプリ内の商品なら何でも配達してくれて、すぐに届けてくれるのでかなり便利です。最近は少し値段が高いですが、日本食をよくデリバリーしていて、お味噌汁とおにぎりとだし巻き卵にはまっています。移動には「Passアプリ」でトゥクトゥクを呼ぶのが便利で、1分くらいですぐ家まで来てくれます。距離にもよりますが、1.5〜2ドルくらいでシアヌークビルの町中の目的地に行けます。お金を使いたくない時は、職場の送迎バスが1日に数回スタッフハウスと職場を往復してくれるので、それも活用しています。
休日はトゥクトゥクで4〜5分のビーチまで行き、波打ち際を波の音を聴きながらウォーキングしたり、海沿いのおしゃれなカフェでのんびり過ごしたりしています。街には綺麗なショッピングモールもあり、そこのスターバックスコーヒーでのんびりしながら語学の勉強もしています。先日は2連休を利用して、シアヌークビルから高速船で45分のところにあるコロン島で休日を過ごしてきました。宿泊したバンガローには猿もやって来て、とても楽しい場所でした。
コロン島のメインストリート
カジノディーラーの先輩、SVと。職場の食堂で、20分の休憩時間に。
ナイトシフト後に出かけた朝市の様子。活気に満ちています。
ただ、ここまではとても優雅な生活のように聞こえますが、やはりここは日本と違いますし、特に一人行動をする場合は注意が必要です。交通はバイクが主流で交通ルールを守らない人が多いので、事故に遭わないように外を歩く時は注意が必要です。また、外には野犬や放し飼いの犬が多く、中型犬サイズで見た目も怖いです。縄張り意識が強く、知らない人を見ると追いかけてきたり吠えられることが多く、群れていることもあり、特に夜は危険です。ナイトシフト明けに、気持ちのいい早朝の街をスタッフハウスまで45分かけて歩いて帰る途中、放し飼いの犬に追いかけられた際には、本気で噛まれると思ったのですが、目を合わさず無反応で落ち着いてゆっくりと歩くことで、犬が居なくなるのを待ちました。噛まれると狂犬病のリスクが高いので、犬には気をつけないといけません。日本のペットとして飼われている可愛い犬たちが懐かしいです。危ないこともありますが、自分なりの楽しみを見つけて、毎日楽しく過ごしています。
【半年目】カジノのピットから見た特別な景色
カンボジアの GRAND LA VOGUE Hotel & Casinoでインターンシップを経験させていただき、とうとう半年が終わりました。初めの時と比べて、すっかりカンボジアの生活にも慣れて、カジノディーラー仲間やホテルのスタッフ達とも挨拶や言葉を交わすほど馴染むこともできました。この半年間で、実際のカジノで働かないと分からないことをたくさん学べました。
ディーラーの先輩達の安定して落ち着いたディーリングや、お客様への対応力を観察して学ぶことも多かったです。カジノディーラーは、安定した技術はもちろん必要ですが、それ以上にどんなお客様が来ようと動じないメンタルも必要だと感じました。落ち着いてできないと、ミスをするし、セキュリティ面でも見落としてしまう恐れもあり、それは経験を積んでいくしかないとも感じています。
カジノのピットの中から見る景色は特別な思い出となりました。もちろん楽しいことばかりではないですし、24時間営業になってからは、常にカジノはオープンしていて、自分のシフトの時間も、どこに割り当てられるかによって、睡眠のコントロールも必要になります。それが一番大変でした。
シアヌークビルはカジノの街なので、夜が賑やかです。また、昼間でも、新年の祝い事や行事があると、近所で一日中賑やかなカラオケが聞こえてきて、その中で夜勤務に備えて睡眠をとらないといけないこともあり、勤務中の眠気対策が大変でした。
カジノのテーブルに座っている時に、お客様がいない時は他のテーブルのディーラー達と話をして楽しく盛り上がるときもあり、そういう時間も楽しい経験になりました。コミュニケーションをとることで、クメール語をみんなが教えてくれたり、カンボジアで有名な歌や有名人の話などを知ることができて、色々詳しくなれたことも良かったです。
また、ホテルの日本人スタッフの方達には色々とお世話になりました。食事会に参加したり、観光スポットにも連れて行っていただいたり、とてもよくしていただきました。誕生日は2回も祝っていただけましたし、最後の日は皆さんでパーティーを開催していただきました。
プライベートでは、島に行ったり、プノンペン観光をして、ナガワールドなどの有名なカジノに行ったりと充実した時間を過ごしました。
シアヌークビルだけでも、観光スポットやカジノを楽しめ、スパやプールがある施設もあるので、マッサージをしたりプールで泳いだり、のんびり過ごすこともできます。海辺の街なので、夕日がすごく綺麗で、ビーチを歩いたり、海を眺めながらのんびりできるおしゃれな Café もあります。街も新しくどんどん発展しているので、将来にも期待できる都市だと思います。
カンボジアに来て半年で、すっかり食べ物にも慣れ、通りの犬達とも顔見知りになり、お気に入りのカフェでは常連客となり、すっかりカンボジア生活に慣れて楽しい日々を過ごせました。まだまだやり残したことや、知らないことだらけなので、またこの賑やかな海辺の町に戻って来たいと思います。
プノンペンにある有名なカジノ「ナガワールド」にて
カンボジア国立博物館にて
お世話になった方々お世話になった方と
小森さんはこのインターンシップ修了後、「GRAND LA VOGUE Hotel & Casino」の社員として正式に採用されました。
日本カジノスクールで培った知識と経験、そしてカンボジアでの半年間の貴重な体験が、小森さんの新たなキャリアを切り拓いたことを大変誇りに思います。小森さんの今後のさらなるご活躍を、日本カジノスクール一同、心より応援しています!
海外カジノキャリアへの道:カンボジア・シアヌークビル
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