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  • ここで暮らすならまず○○を買え!カンボジアインターンシップレポート【5】

    20.05.18

    カンボジアインターンシップ第一期生がカンボジアに旅立ってからはや3ヶ月。
    今回のカンボジアインターンシップレポート執筆は大阪校卒業生の木村葵さん。何もかもが初体験のカンボジア生活が「日常」になるまでのリアルな過程を、ユーモアたっぷり、すばらしい文才で語ってくださいました。

    それでは第5回カンボジアインターンシップレポート、スタートです!

     

    〜カンボジア・カジノディーラー有給インターンシップとは〜

    カンボジア最大級のビーチリゾート、シアヌークビルにあるカジノリゾートホテル「LA VOGUE BOUTIQUE HOTEL & CASINO」で最大1年間カジノディーラーとして働くことができる日本カジノスクール卒業生限定有給インターンシッププログラムです。

     

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    カンボジアには旅行でしか訪れたことはなく、カジノには一度も足を踏み入れたことのなかった私は、来る前に色々想像していました。
    こちらに来て3ヶ月にもなると、良くも悪くもその想像は見事に裏切られ、その裏切りが日常へと変わります

    「寮から職場が近いし日焼け止めしておけば何とかなりそう」という安心は、何故かルームメイトのミシェルと全く同じ場所に無数のソバカスのようなものができた事により、ものの1ヶ月たらずで「このシミ消えないかも」という不安に変わりカンボジアの太陽をなめていたなと思い知らされます。

    この時はまだカンボジアの太陽の恐ろしさをなめていました…

     

    また「すぐにお腹も壊すだろうし、大好きな甘い物にも出会わなさそうだし、ご飯も口に合うかわからないし、ガリガリに痩せて帰国だな」という淡い期待は、久々に乗った体重計によって打ち消されました。
    社員食堂で頂くご飯が口に合い、日本以上にもりもりお米を食べ、初めて連れて行って頂いたスーパーでは最強に美味しいブラウニーを発見し、皆にもオススメすることで買い漁ることへの罪悪感を麻痺させ、既にスカートがきつくなってきたかも…と薄々気づいてはいました…。
    (食事については第4回の山根さんのレポートもご参照ください!)

     

    「普段黙ってると怒ってるみたいな顔って言われるし、ポーカーフェイスでディーリングできそう」なんて安易な考えは初日の10秒程で消え去ることとなりました。
    ディーリング中は緊張のあまり簡単な計算もふっとび、手は異常に震え、焦りで目が泳ぎ、コロナ対策でマスクをしてのディーリングでも隠しきれない動揺に、ポーカーフェイスのポの字も語れぬ有り様を披露してしまいました。

     

    実際にカジノで働くと、スクールでも感じていた自分の不器用さや計算の遅さが浮き彫りになり、生活では新たな発見や思いがけないアクシデントなどが次々起こります。

    カンボジアに来て直ぐに寝ている間に目の上を蚊に刺され、パンパンに目を腫らせてトレーニングを受けたことがありました。
    何故か私達の部屋は他の人の部屋より蚊が多く、ディーラーにとって集中力を持続させるのに大切な睡眠を邪魔されることに悩んでいました。

    そこで私達は蚊帳を購入。この蚊帳、快適な睡眠以外にも、透け透けのくせに何故かプライベート空間を演出する優れもので、こちらに来て一番の買い物かと思われます。
    今では蚊問題より、夜勤の時にどうやって充分な睡眠をとるかタイミングや方法を見つけることが、寝入るのが下手でその上直ぐに目覚めてしまう私の課題です。

    この蚊帳にどれだけ救われたことか…

     

    そして私が何よりも恐れていたのが腹痛なのですが、日本の薬は効かないとのことで、こちらに来てすぐに現地の物を購入しました。
    お守りがわりにIDケースに1錠入れていますが、最近あることに気づきました。

    とっくに消費期限きれてると。

    が、今のところ激しい腹痛には襲われていませんのでお守りとして引き続き身につけておきます。

    薬の買い出し。準備万端!と思いきや…

    今ではお守りとして役立って(?)います

     

    4月よりカジノが閉まってしまい仕事に関しては書けませんでしたが、最後にカンボジア人の愛すべき所を一つ。

    「英語が話せないから」とトランスレーターを使ってメッセージをくれるのですが、なぜかビデオ通話までしてきます。

    で、いざ出ると恥ずかしいのか話せないからかはにかみます。

    何故かけてきたのか?
    となりますが、このなんともいえない感じに癒され励まされながら、課題を一つずつクリアにし残りのインターン生活も頑張りたいと思います。

    追記:英語が苦手な同僚との会話ではとりあえず「ニャンバイ(クメール語でご飯食べた?)」を連発して乗り切っています(笑)

     

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    ・カンボジアの太陽をなめてはいけない!
    ・食が口に合わない心配は無用!
    ・暮らすならまず蚊帳を買え!
    ・期限切れの薬はお守り代わり!
    ・シャイなのに何でビデオ通話!でも癒される!

    ・・・とカンボジア生活のライフハック満載のレポートでしたね。

    そんな木村さん、ディーリング中は英語と独学の韓国語でお客様とコミュニケーションを取っているそう。
    クメール語(カンボジアの公用語)も勉強中ですが、とにかく発音が難しく、カンボジア人の同僚に100回は発音を正されているとのことでした(笑)
    ちなみに木村さんの現地でのニックネーム(English Name)は「Elica」。積極的なコミュニケーションが言語習得の近道なので、頑張って欲しいですね!

    では、次回もお楽しみに!

     

     

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