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「カジノで働く」ということ カンボジアインターンシップレポート【特別編・後編】
21.08.24
東京校卒業生の小野真吾さんのカンボジアインターンシップレポート、今回は後編です。
小野さんがカンボジアでカジノディーラーとして実際に働いて感じたこと、インターンシップを通して学んだことや気づいたことなど、感じたままに書き綴ってくれました。
海外でカジノディーラーとして働きたい!という方や、インターンシップを検討している方には、ぜひ参考にしていただきたいです!
ぜひ最後までご覧ください!
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こんにちは!カンボジアインターンシップ第一期生の小野真吾です。
後編では、実際にカジノディーラーとして働いて感じたこと、苦悩話などをいくつか伝えられたらと思います。
【カジノディーラーに必要なこと】
私は今までパティシエや飲食業など、人を笑顔にして喜んでもらう仕事をしていました。そのおかげか、ディーリング中のお客様との会話、ジョークなど、お客様が上機嫌な時間はもちろん楽しいです。
しかし、楽しい時間ばかりではありません。むしろそんな時間の方が少ないくらいです。罵声があったり、嫌なことを言われることも多々あります。
どうしたらお客様に満足してもらい、笑顔に出来る接客が出来るんだろうと考えていた時期がありました。
そんな時、上司の言っていた言葉で
「カジノとは人の弱い面を見る仕事だ。」
という言葉が今でも私の基盤にあります。
現金を賭けて遊ぶ以上、どんなに普段笑顔な人でも負けている時は本性が出ます。
そんな中で感じたのは、「ディーラーとして大切なのは、お客様のメンタル面、ニーズと向き合う事」だということです。
華やかな仕事である一方、見えない部分、ギャンブル中毒や負の感情と向き合う事を忘れないことが、カジノで働くにあたって大切なことです。お客様が何を求めているのか。それをいち早く感じ取り、出来る限り有意義な時間をすごしてもらう。
例えば、ゲームそのものを楽しみたい人もいれば、数をこなすために速いスピードを求めるお客様もいます。異なるニーズのお客様が同席した際の管理は難しいですが、ディーラーの腕を試される機会でもあります。
現金がかかっているからこそ感じる現場の緊迫感や空気を皆さんにも感じてほしいです。
【La Vogueだからこそ経験できたこと】
La Vogueにはウォッチャーと言うポジションがあります。ディーラーのミスが無いか、ゲームが適正に行われているかを監視する役です。
ウォッチャーというポジションがある為、どうしてもディーラーとして席に座る機会は減ってしまいます。やはりディーラーがしたいという思いが強く、ウォッチャーというテーブルを見ているだけの仕事に対し
「つまらないなぁ」「来た意味あるのかなぁ」「暇だなぁ」
と言う不満をはじめは持っていました。
しかし、皆さんはリフレーミングという言葉を知っていますか?
ネガティブな事象も、違う側面から見るといろいろなポジティブな面があったりします。考え方、見方1つで全て意味のあることになるという考え方は、La Vogueで何事も考える力を付けたからこそ見えてきた部分でもありました。
このウォッチャーと言う仕事、実は周りのカジノではスーパーバイザーが管理する仕事なんです。ディーラーではなかなか経験できない仕事なんですよ。
何かしらの問題やミスがあった際は、迅速かつ適切な対応が求められます。しっかりこなすことが出来れば、マネージャー職、管理する側の資格があると言っても過言ではないと思いませんか?
つまらない仕事と捉えるか。次のカジノで働く際のアピール武器とするか、それは自分しだいです。
私は、日本に帰った際にスクールの後輩の憧れの存在になれるように、周りの友人からは「プロだね、凄い!」と思われたい、そんな目標もありました。「現場で1年経験を積むと、こんなに上手になれるんだ!」と感じてもらう為には、ディーリング技能、パフォーマンス力を上司から評価されるレベルまで絶対に向上させる。そして、カジノでの体験談や知識など経験した全てを意味のあるものにして皆さんに伝えたい。
そんな思いがあったおかげでポジティブな面に気づけたのかもしれません。
【インターンシップを検討されている方へ】
La Vogueインターンシップは私にとって成長そのもので、本当に恵まれた環境であったと思います。
とは言え、それでもやはり海外です。
うまく行かない事ばかり、ここでは話し足りない程苦悩もたくさんありました。
そこで、勝手ながら海外インターンシップに参加するにあたっての心構えをまとめてみました。海外が初めての方、長期滞在が初めての方、単純に不安な方など、参考にしてみて下さい。
~海外インターンシップをモノにするコツ~
☆「仕事をする」というスタンスで何事も挑戦する
☆異文化を受け入れ、そしてそれを楽しもうとする
☆成長を目標としつつも、目の前の事に一生懸命取り組む
海外インターンシップはあくまで仕事です。「社会人」であるということを自覚し、困難に向き合うスタンスで目の前のことに取り組める人は自ずと成長できます。また、「コイツになら任せて大丈夫」とインターン先から信頼を得ることができれば、より大きな仕事の機会を手に入れるチャンスでもあります。
~海外インターンシップをモノにできない人~
★興味あるものだけを学ぼうとする
★受け身で学ぼうとする
★行くことだけで満足してしまう
みなさん、どうですか?
もし、現時点でモノにできない人の特徴が当てはまっていたとしても、現地で感じたギャップを認識、理解して参加してもらえれば必ず良いインターンシップになると思います。
なぜなら、La Vogueは
「努力する人を裏切らない」
からです。
【最後に】
1日24時間という時間は誰にでも平等に与えられた時間です。この時間を遊んで過ごすのも、学びに変えるのも個人の自由。
私は、このインターンを終えた時に「あの時ああしておけば良かった」という後悔だけは絶対にしたくない、今の時間を精一杯自己成長するために投資しようと決めて生活していました。(心が折れない程度に…)
今と言う時間をどう使うかは皆さん一人一人が選ぶこと。
「1年後、5年後、10年後、本当に悔いの無い今を歩けているか?」と自分自身に問いかけてみるといいと思います
行動するもしないも全て自分次第、良くも悪くもできるのがインターンシップだと思っています。
もし現状に満足せず、もっと何かにチャレンジしたいと思うなら、このカンボジアという土地、そしてLa Vogueは必ず行ってよかったと思えると確信しています。今回のレポートを読んでいただいて「何かを得たい」「挑戦したい」そう感じていただけた方は、必ずよい経験ができると思いますよ。
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いかがでしたでしょうか?
小野さんが現地で感じた生の声、皆様にも伝わったのではないでしょうか。
現在コロナ禍の影響でカンボジアインターンシップの募集は一時休止しておりますが、終息後には第二期、第三期とインターンシップは続いていきます。
カジノディーラーとして貴重な経験の場となるカンボジアインターンシップ、ぜひ入学検討の際の参考にしてみてください!
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