JCS column
カジノで気になる数学【2】-いきなりケニア生活、そしてカジノとの出会い
20.04.29
ご自身もすさまじく明晰な頭脳を持ちながらも「周りの人の頭が良すぎて」数学の道で抜きん出ることに限界を感じ、大学院を休学してケニアに旅立った八田先生。
前回のお話はこちら
カジノで気になる数学【1】-カジノに魅了された数学教師Youtuberとは
さて、今回はケニアでのカジノとの出会い、そして帰国後、さらにカジノの魅力に惹かれることとなった「あのゲーム」との運命的な出会いについてお話しいただきました!
※インタビュー/撮影:日本カジノスクール大阪校心斎橋教室
■ケニアに代々伝わるポントゥーン必勝法!?
–では、あらためて、カジノとの出会いをお聞かせ願えますか?
八田「ボランティアでケニアに滞在しているとき(ケニアはイギリス領だったんですが)なんとカジノがあったんですよ。そのボランティア団体の中にカジノがお好きな方がいらっしゃいまして、私も興味本位で連れていってもらったのが始まりです。そのカジノはケニアとは思えないような非常に華やかな雰囲気で素晴らしいものでした。そこで初めてプレイしたゲームが『ポントゥーン※』でした」
※ポントゥーンとはブラックジャックをアレンジしたゲームで、バイ(ダブリングダウン)で何枚もカードが引けたり、10のカードが入っていないなどブラックジャックと異なる点も多い。
–ポントゥーンですか!
八田「そこで私は、ケニア在住の日本人の間で代々伝わる『ポントゥーン必勝法』が存在するということを耳にしたんですよ!!」
–必勝法ですか!?
八田「その必勝法で『○○さんは毎日通って毎日稼いでる』なんて話も聞かされたのですが、なかなかその必勝法を教えてもらえなかったんです。ですが、話を聞いていくうちに、どうやらカードカウンティングを使った手法だということがわかってきました。そこで、当時は英語のカードカウンティングの論文も読み漁りました。そのあたりからカジノと数学の関係について調べるようになっていきました」
–そこでカジノと数学が結びついたわけですね。
八田「そうなんです。それからすっかりカジノにハマってしまい、ケニアに滞在中の二年間、私は暇さえあればカジノに通っていました。ついには周りの人たちからは『カジノ隊員』なんて呼ばれてました(笑)」
–『カジノ隊員』(笑)結局、ポントゥーン必勝法は教えてもらえたんですか?
八田「私がケニアから日本に帰国する直前に『八田さん、誰にも言っちゃダメだよ』とコッソリ教えてもらいました。それを聞いた時『こんな独特なカウンティングをするのか!!』と驚きました。ちなみにこの内容はいずれ Youtubeに動画を公開しますので楽しみにしていてください」
–これは八田先生のチャンネル登録者数が爆増ですね(笑)ちなみに、勝てましたか?
八田「友人と連れだってカジノに実践しに行って・・・ことごとく負けました(笑)大負けして帰国ですよ」
–やはりカジノで勝つのは簡単ではありませんね。
八田「ですが私は、そもそもその必勝法が正しかったのかがわからないので、いずれは数値解析して検証したいなと思っています」
■カジノカフェ、そして衝撃の出会い。
–先生が「カジノカフェなんばマルイ」に来店されたきっかけは?
八田「ケニアから帰国しての数年間はカジノから離れていたのですが、その後アジア圏のカジノに足を運ぶようになりました。そうするうちに国内でもカジノゲームが遊べるところはないものかと探してみたところ、カジノカフェさんの存在を知りました。初めてでも安心して遊べそうな雰囲気だったので気軽に行くことができました。確か2018年の7月だったと記憶しています」
–それ以来、足繁く通っていただき、今では他のお客様から「先生!!」と呼ばれるほど愛される存在ですからね。いつもマナーよく遊んでいただき本当にありがとうございます。ちなみにお好きなゲームはなんですか?
八田「以前はブラックジャックやルーレットも遊んでいたのですが、ある日、カジノカフェでテキサスホールデムポーカーを教えていただいたんです。これで一気にハマってしまいまして(笑)その日の内にエドミラーの『ポーカースクール』という本を購入したほどです。正直、あと10年早くこのゲームに出会っていたら、もしかしたら私の人生は変わっていたかもしれないなと感じるほどです。それほど衝撃的な出会いでした。
–それほどまでに魅力を感じたんですね
八田「はい。ポットを獲得したからといって正しいプレイとは限らない。確率を計算しても相手によって適切なプレイが変化する。上手なプレイヤーに意見を訊いても人によって言うことが違う(笑)など、このゲームは勉強することが難しくて最初は戸惑いました。ですが、それでも勉強し続けたいと思わせるほどの強い魅力を感じています」
–最初はテーブル上で飛び交う専門用語もわかりませんからね
八田「そうですね。ですが、カジノカフェさんではとても丁寧に解説していただけたので非常に助かりました。 海外のカジノではこんな風に教えてくれることなんてないですからね」
カジノカフェなんばマルイにて
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たいていの方はカジノとの出会いはラスベガスやオーストラリア、韓国、シンガポール、マカオといったところなのですが、「ケニアで初カジノ」という方は初めてお会いしました(笑)。
いよいよ次回は「数学教師がカジノで気になる数学のYoutubeを始めるまで」をご紹介します。お楽しみに!