JCS column
カジノで気になる数学【3】-高校教師、Youtuberになる そして新たな夢
20.04.30
ケニアのカジノと謎の現地式必勝法、そしてカジノカフェなんばマルイでの「テキサスホールデムとの衝撃の出会い」・・・いわゆる進学校教師のイメージとはちょっと違う、実に個性的で魅力溢れる八田先生ですが、最終回はそんな先生がついにカジノで気になる数学Youtubeチャンネルを開設するまでと、今後の夢についてお伝えします。
前回までのお話はこちら
カジノで気になる数学【2】-いきなりケニア生活、そして衝撃の出会い
カジノで気になる数学【1】-カジノに魅了された数学教師とは
■Youtube「カジノで気になる数学」開設
–2020年4月からYoutube活動を始めたきっかけは？
八田「やはりカジノと数学を絡めた何かをやりたいという考えがあり、Youtubeを始める1年前から『カジノで気になる数学』というアカウントでTwitterでの活動を始めました。さらにこの春から仕事が学校の教師だけになることで、かなり余裕ができるなと思い、何か新しいことを始めたいなと考えました。その時、Youtubeの動画編集を仕事にされている方と出会い、助言をいただきました。Youtubeでは数学の授業を公開している方も、カジノの情報を公開している方もすでにいらっしゃいますが、カジノと数学を絡めた動画ならばオンリーワンになれるのではないかと考えた次第です」
–確かに八田先生の動画はカジノディーラーの我々が見ても非常に興味深く勉強にもなるものばかりです。 Youtube動画第一弾から数十本を『日本カジノスクール大阪校心斎橋教室』で撮影していただきました。動画撮影の感想は？
八田「撮影場所のご提供、本当にありがとうございます。動画を撮影してみてわかったのは、やはり私は話すことが好きなんだなということです。さらに『話が上手ですね』『わかりやすいです』などのコメントがあったり すると嬉しかったですね。Youtubeにチャレンジしてみて良かったと思いますし、カジノ動画の中では異彩を放っているのではないかと思っています（笑）」
–今後、Youtube活動に関しての野望などはありますか？例えば登録者数何万人など？
八田「そうですね～（笑）私の友人にタカタ先生という吉本芸人で数学教師をされている方がいるのですが、彼が『数学教師芸人タカタ先生』というチャンネルを運営していて、チャンネル登録者数が2.1万人（2020.04.19 現在）なんです。ですので、そこを超えたいなと思っています。
–いずれはYoutubeで収益化も？
八田「実は私、Youtubeでの収益はほとんど考えていないんです。それよりも、自分の『ブランディング』になればと考えています」
■カジノのことなら八田先生
–ブランディング？
八田「数年後に日本国内にIRがオープンすることになりますよね。そのときに、例えば『カジノで遊んでみたいな』『カジノのことを勉強したいな』となった時に『カジノのことなら八田先生』というような存在になれたら 嬉しいですね。
–八田先生のイメージにピッタリですね。
八田「ありがとうございます。私は、カジノは大人の教養だと思っています。カジノという大人の社交場におけるマナーや立ち振る舞いなどを学んで、スマートに遊べるようになって欲しいと考えています。私自身、ゆくゆくはカジノのクリーンなイメージをPRできる人材として活躍していきたいですね」
■夢と現実
–これまでお聞きした以外で、何か夢はありますか？
八田「私は、自分の教え子とカジノに行くのが夢なんです。いつか実現したいですね。それと、今教え子たちに テキサスホールデムを教えているんです。いずれはポーカー頭脳集団を作ってポーカー界を席巻したいですね （笑）
–最後に、数学を勉強すればカジノで勝てますか？
八田「ズバリ・・・勝てません!!（笑）どんな人も確率論からは逃れられないので、短期で勝っていたとしても長期で見ればいつかはカジノが得をするという事実（以下ハウスエッジ参照）に落ち着きます。 ですが、そういった現実を知っていることが『よりどころ』となり、ブレーキとして作用することもあるのではないでしょうか。それだけでも、数学を勉強することは意味があると思います。
–貴重なお話をありがとうございました。
八田先生のYoutubeチャンネルはどれもタイトルが気になる。
一見「えっ？？？」と思うようなタイトルでも、進学校教師の名にかけて胡散臭いことは一切ナシ。どれも数学的理論に基づいたお話ばかりですので、ご家族で安心してご覧いただけます。
