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小池百合子都知事がカジノを含む統合型リゾート誘致を明言 NHKのインタビューで
16.08.09
小池百合子都知事が8日、NHKのインタビューで、IR(カジノを含む統合型リゾート)について「恒常的に海外からのお客様を増やす策として、東京のさらなる魅力をつけるためにあってもいいと思う」と述べ、誘致に前向きな姿勢であることを示しました。
先の参議院選での与党圧勝に継ぎ、新東京都知事のIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致明言とあいまって、各地の誘致活動も再燃していくことが予想されます。とくに誘致活動の最先鋭である大阪は、さっそく市長と関西経済3団体幹部が9月にシンガポールのIR施設を視察訪問する予定を組んでいます。
また同インタビュー内で小池都知事は、依存症問題についても取り組んでいく必要があると述べています。日本においてギャンブル依存症問題は、まだカジノがない今でもすでに存在するにも関わらず、きちんとした対策が取られていないのが現状です。
カジノの導入議論は、現在まるで「存在しないもの」のように扱われている依存症問題へ取り組むチャンスでもあります。「依存症問題にきちんと予算を充て、正面から対策を取ろう」と明言しているのは、実はカジノ業界が本邦初なのです。
もっと議論を深め、ひいては今すでにある(=カジノが原因ではない)依存症問題の改善にもつながることを願いつつ、まずは秋の臨時国会以降の審議に期待したいです。
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