JCS column
韓国インターンシップレポート【7】
23.04.02
韓国「パラダイスカジノ ウォーカーヒル」でのインターンシップレポート(前回はこちら)、第7回目の今回は、第1期生の最終回となります。任期を終えた第1期生の総括、そして彼女たちはどんな成長を遂げたのか。ぜひお読みください。
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<失敗談も今となれば…>
ブラックジャックでは実は大きなやらかしをしました。今は笑い話ですがその時はもうどうしようもありませんでした。書きたくないですが、書きます。2つあります。
1つはサレンダーに半分配当をしてしまったことです。チャジャンニム(フロアパーソン)に言われるまで全く気が付きませんでした。この日は韓国に来て初めて食欲が湧きませんでした。
もう1つは、ディーラーの表のカードが10の時、裏のカードが「A」ではないか確認すべきところ※をしないままゲームを進めてしまったことです。結果裏は「A」でした…。冷や汗が止まらずどうしようもなく、チャジャンニムの言う通りに従っているだけでした。カムサハムニダ(ありがとうございます)とチェソハムニダ(申し訳ございません)をひたすら連呼していました。※ディーラーの表カードが10で裏カードがAのときはその場でゲーム終了となるため。参考:ブラックジャック
ルーレットは、1枚10,000ウォンのテーブルと5,000ウォンのテーブルがあり、5,000ウォンのテーブルで苦労しました。
混んでいるときは一箇所当たると4、5人に配当します。配当する順番を考えながら計算をして、カラーチップとプレイチップ(スクールではチェック)を同時に出します。そのとき配当の順番と計算と出すチップを頭で考えてる時に、お客様から「10万ウォンチップ4枚ちょうだい」などとよく言われます。頭では理解しているのですが、あの場に立つと混乱してしまうので悔しい思いを何度もしました。
練習室と実践の場では見える景色や雰囲気が全く違うので、完璧にできるようになるまで大変でした。でも最後は難なくディーリングできてすごく嬉しかったですし、自分の成長を強く感じられました。
<短い期間でも成長を感じられたこと>
指導でついてくださった2人の先生が個々人の実力を見ながらテーブルに入れてくださったおかげで、大きな問題を起こすことなく3ヵ月を終えることができたと思います。勤務時間はインターンシップ生4人-4人で別れていましたが、途中で午前-午後の勤務時間を交代してくださったり、休みの日を全員同じ日にしてくださったりと「平等であること」「韓国生活に馴染めること」をを気にしてくださいました。
最初は先輩ディーラーがいるテーブルに私達が入り、隣で見ていてもらいながらディーリングをしていました。後半になるにつれて私達は1人でテーブルに入るようになり、padには自分の社員番号を入れ、掲示板には先輩ディーラーと同じように私たちの名前を入れてもらえるようになりました。とっても嬉しいのと同時にいつもより緊張感が増したのを覚えています。
これも、先生が「この子達は出来る、だから他の人と同じようにテーブルに入れる!」と言ってくださったおかげで出来たことです。先生が管理者達と韓国語で会話した後に「いまね、“この子達ディーリング上手いね、ここの男性ディーラーみたいにプッシュしている、配当が早い、動じない”、って管理者が褒めてくれたの~」とまるで子供達の成長を喜んでいるような先生を見れたときには、頑張って良かったと改めて感じました。
働く時間帯のシフトが変わると、私達のディーリングを見たことがない管理者やディーラーと一緒に仕事をすることになります。その時にミスばかり目についてしまうと「日本人インターンシップの皆が出来ない」と思われてしまうので、そう思われないように一つ一つの動作を意識しながら頑張りました。
もちろん1人でディーリングをしている時にミスをしたこともあります。ただその時には速やかに管理者に報告し、お客様に謝罪をすること、同じ日本人同士なので言葉は管理者の方より私達の方が通じやすいので、きちんと謝れば怒られることもなかったです。
日本VIPゾーンでは毎週いらっしゃるお客様達に「今日はここのテーブル入らないの?」「もう少しで帰っちゃうんだね、寂しいね」なんて声も掛けてもらえるようになりました。
<現地の先輩方との触れ合い>
管理者や先輩ディーラーのみなさんにも「こんなに上手くなったのに帰っちゃうの?もう戻ってこないの?」と言ってもらえたときにはとっても嬉しかったです。
社員食堂で一人で食事をとっていると現地の先輩方が隣に来て一緒に食べてくれたり、休憩中にアイスやお菓子を買ってくれたり、冷蔵庫に差し入れ入れたよーとメッセージをくれる先輩達もいて、本当に素敵な職場だなと感じました。
17:30-1:30の夜のシフトのときには、先生にご飯やカラオケ、24時間営業している焼肉屋さんによく連れて行ってもらいました。
もうすぐ帰国することを皆知っているので、先輩が仕事が休みの日にもランチに連れて行ってくれたり、夜中まで待っていてくれて飲みに行ったり、管理者の方のお家にも招待していただいたりと1日1日がとっても充実しているのと同時に帰る日が近付いていることを感じ寂しかったです。
最後のほうにはボディービルダーの大会で優勝やNetflixに出演している先輩ディーラーとも仲良くなれ、営業場で話していると周りの人達が「何で仲良いの?」という感じでした。笑
最初の頃は無愛想で冷たそうに見えた他の先輩ディーラー方も、少し話すと笑顔で話してくれたり、一緒に飲んだ後は会う度に挨拶してくれたりと、とっても良い方々ばかりです。これも先生や先生の旦那様、周りの人達が色々紹介をしてくれたり色々な場所に連れて行ってくれたおかげだと思っています。
<苦楽を共にした第一期生たち>
行ったメンバー達とも初めて会ったとは思えない程仲良くなれ、お互いに支え合い、時には泣きながらお酒を飲んだこともありました。今日こんなことがあった、これが出来た、ここが分からない、など小さな出来事でもすぐに話せることがとても心強かったです。このメンバーで行けて良かったです。
<これから挑戦する方へ>
3ヵ月は短い。初めの1ヶ月はとにかく一日1週間が長く感じました。が、残りの2ヵ月は一日は長いけど1週間があっという間に終わる気がしました。
最初の頃は出来なさすぎて「これから3ヵ月間毎日8時間なんて働けない」と思っていたのに。笑
ここには失敗を怒る人は誰もいません、出来ないのなら出来るまで練習すればいいし、分からないことは恥ずかしがらずに何でも聞くこと。そうすれば皆丁寧に親身になって教えてくれます。3ヵ月しかない貴重な期間なので1日1日を大事に、そして思いっきり楽しんできてください。
ウォーカーヒルではディーリング技術はもちろん、人と人の繋がりやコミュニケーションの大切さ、積極性など色んなことを学ぶことが出来ます。出来ないからやらないのではなく、出来ないからやらせていたと先生から聞いた時にはそのおかげでここまで成長できたのだと思います。ディーラーとして、また人として私にとって素晴らしい経験をしたあっという間の3ヵ月間でした。
一生懸命練習したことは周りから見てすぐ分かります。先生も現場のスタッフとしっかり認めてくれます。なので努力を惜しまずウォーカーヒルの美しいディーリングを全力で吸収してください!
あととっても重要な点、次期インターン生へはできる限り韓国語を勉強してから参加することをおすすめします。先生だけでなく、同僚の方々も面倒見のよい方が多く、色々教えようとしてくれます。韓国語が分ったほうが吸収出来ることも多いですから。
また、スクールで教わった基礎的なことはしっかりと習得して行くことも大事です。そういった一つ一つが信頼に繋がり、任せられること、経験できることも増えると思います。
レポートby韓国インターン第1期生
misaさん、堀野さん、矢口さん、梅村さん、桐ヶ谷さん、白倉さん、渡邊さん、ユイさん
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たった3ヵ月間とはとても思えない、充実の経験を積んできた第1期生たち。現地で指導してくださった先生方や先輩ディーラー方にこんなに可愛がられて、こちらも感無量です。最初は慣れない環境にいろいろつらい思いもしたかと思いますが、想像以上にたくましく生き抜き、成長してきた第1期生たちをとても誇りに思います。おつかれさまでした!
第1期生が帰国を迎えた韓国インターンシップは、まもなく第2期生が出発です。次回の更新をお楽しみに!
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