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鳩山首相も賛成?亀井金融相の「沖縄カジノ」構想
10.01.07
亀井静香金融相は16日、都内で記者団に対し、沖縄県の経済特区に「カジノを設けたらいい」と述べた。亀井氏によると、先週11日の与党3党首会談でもカジノ構想が話題になったといい、亀井氏は「(鳩山由紀夫首相や社民党の福島瑞穂党首ら)皆さん賛成じゃないかな」と述べた。
沖縄県は普天間基地の移設問題を抱えているが、亀井金融相は「県民の立場に立った安全と騒音の問題が重要」と強調。カジノ建設の狙いは「基地で苦労している県民の所得をあげるため。ホテルも作り、子供連れも集まる一つのレジャーランドとすれば膨大な雇用を生む」と観光立国の観点から、沖縄振興に効果があるとの見方を示した。
カジノは最近シンガポールで合法化され、アジアでも観光資源としての効果が期待されている。国内では東京都の石原慎太郎都知事が誘致に積極的だったが、反対意見も多く現行法制下での実現を断念した。沖縄県内でも今後、賛否両論が出そうだが、亀井金融相は「基地と同じで、沖縄が嫌だといえばできない」と沖縄県に検討を委ねる意向も示した。
2009年12月 産経ニュース