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橋下知事 カジノ実現に強い意欲 「こういう施設が欲しい」
10.01.23
大阪府の橋下徹知事が、「関西活性化の起爆剤」と位置付けるカジノの設置を目指し、動きを強めている。訪問中のシンガポールでは23日、開業を控えた同国初のカジノを視察。「こういう施設が大阪に欲しい」と府内の複数の場所を「候補地」に挙げ、特別法制定に向けた働き掛けに意欲を示した。
橋下氏の狙いは、民間企業の投資でカジノを設置し海外からの観光客を呼び込んで、そこから得た税収を教育や福祉などの施策の財源に充てること。昨年夏ごろからは、府庁の移転先に位置付ける大阪市のベイエリアで、大規模な展示場・会議場機能に加える形でのカジノ誘致を提唱、民主党にも実現を求めてきた。
23日訪れたのは、広さ約1万5千平方メートルのカジノで、ホテル群やテーマパークなどからなる複合リゾート施設内にある。橋下氏は「大阪にはスーパーリゾート型のカジノがうってつけだ。民間に候補地を提示して、選んでもらうのが行政の役割」と述べ、米大手映画会社の関連会社がリゾート開発構想を発表した「エキスポランド」(閉園、大阪府吹田市)の跡地や府南部の岸和田市内を候補地に挙げた。
2010/1/23 共同通信