Topics
カジノ議連超党派28人、県と連携も視野(千葉)
10.04.10
千葉市議会の自民、民主など超党派の議員28人が、市内へのカジノ誘致を調査、研究する「市議会アミューズメント振興議員連盟」を設立した。会長は糸日谷義男議員(自民)。今後、千葉青年会議所(JC)などと協力して誘致委員会を設け、国の「特区」認定を目指し県との連携も図る方針という。
議連は「経費削減による市の財政危機脱出には限界も見える」として、高級カジノに代表される娯楽産業誘致による雇用確保と地域経済活性化、市の財源確保を目指す。カジノの誘致場所は中央区蘇我町のJFE工場跡地や、花見川区幕張町を検討しているという。
事務局長の今村敏昭議員(民主)は「ホテルの誘致などで1万人規模の雇用を創出できる。食料や機材は、極力市内の業者を通じて購入してもらうようにして、市の活性化につなげたい」と話す。
森田健作知事は「国際空港の魅力アップ」を目的に成田国際空港周辺へのカジノ設置構想を発表している。今村議員は「あくまで拠点は市内。成田空港などにもサテライトとしてカジノを設置したいと考えている。知事の構想も私たちと連携することは十分可能」と、森田知事側との連携に前向きな姿勢を見せた。
2010/3/31 毎日新聞