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カジノ解禁も「真摯に対応」前原外相

11.01.29

カジノ解禁も「真摯に対応」 前原外相、沖縄振興策で
那覇市で講演 普天間移設に理解求める
 
 
 前原誠司外相は29日、那覇市内で講演し、米軍普天間基地移設問題について、名護市辺野古への移設を明記した昨年5月の日米合意の実現への理解を改めて求めた。2012年からの新たな沖縄振興計画にも触れ、外国人観光客誘致のためのビザ発行条件緩和やカジノ解禁などについて「県から要請があれば真摯に耳を傾ける」と述べた。
 
 外相の訪沖は昨年12月に続き就任後2度目。新振興計画については「今年1年でしっかり固める。知恵やアイデアを出していただき計画に取り込んでいきたい」と述べた。ビザの発行条件緩和やカジノ解禁は沖縄県内から求める声があり、要望に配慮した格好だ。
 
 普天間問題については「仲井真弘多知事も選挙の時に県外と言っていて、議論に入れる状況にない」と認めた。知事とは講演後に会談。沖縄振興策や米軍基地負担軽減策について意見交換したとみられる。
 
 外相の訪沖は当初1泊2日の予定だったが、エジプト情勢の緊迫化を受けて日帰りに縮めた。
 
 
2011/1/29 日本経済新聞

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