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超党派のカジノ法案:自民も了承、来週国会提出へ意欲

13.11.29

超党派のカジノ法案:自民も了承、来週国会提出へ意欲-野田総務会長

 11月29日(ブルームバーグ):超党派の議員連盟がまとめたカジノ解禁を含めた特定複合観光施設(IR)を整備するための法案が29日、自民党総務会で了承された。
 
自民党の野田聖子総務会長は29日の記者会見で、IR整備の意義について「観光立国としての初めの一歩だ」と指摘。12月6日までの今国会に「提出させていただくと思う」との見通しを示した。日本維新の会も既に議連案を了承済み。
 
超党派の「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、会長・細田博之自民党幹事長代行)には自民、民主、公明、維新、みんな、生活などの国会議員約170人が登録している。このうち、民主、公明両党にはカジノ解禁への慎重論があり、公明党議員が法案提出者に加わるかどうかは不透明だ。生活の党は小沢一郎代表が議連の最高顧問に名前を連ねている。
 
公明党の山口那津男代表は18日、公明党内の合意が得られるかどうかについて「限られた会期内で提出や推進にコンセンサスが出来上がるとは必ずしも思っていない」指摘。カジノ解禁についても「国民の理解が十分得られている状況ではない」との見方を示した。
 
一方、議連副会長で民主党の前原誠司前経済財政担当相は27日、同法案をめぐる民主党内の情勢について「一定の方向にまとめるのは難しいかもしれない。共同提案になることは現段階においては難しいと思う」と指摘。その上で、自民、維新など他党の議員が国会提出しても「かまわない」と述べ、容認する考えを表明している。
 
2013/11/29 ブルームバーグ

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