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カジノ誘致は官民一体で 西九州リゾート研究会
11.11.03
佐世保市のハウステンボス(HTB)にカジノ誘致を目指す西九州統合型リゾート研究会(会長・前田一彦佐世保商工会議所会頭)は2日、超党派の国会議員連盟による国内でのカジノ合法化に向けた動きを受け、近く「オール九州宣言」を決議し、県を含め官民一体で誘致を目指す方針を明らかにした。宣言は11日の同研究会総会に提案する。
カジノ設置をめぐっては8月、国会議員の国際観光産業振興議連が「カジノ区域整備推進法案」をまとめ、今秋の臨時国会提出を検討中。全国で誘致活動の活発化が予想されることから、同研究会はいち早く九州一体での誘致活動を強化していく考え。
11日の総会には、同研究会顧問の佐世保市の朝長則男市長や澤田秀雄HTB社長、永川重幸県企画振興部長らが出席予定で、要請していた中村法道知事の特別顧問就任の人事案件などを提案。知事は就任を承諾する意向を示しており、承認される見通し。
議連の構想では国内の選定地区を「当面2~3カ所」としている。研究会事務局は「選定競争に残れるよう、宣言を九州一体で取り組む契機にしていきたい」とし、総会で活動方針なども協議する。
2011/11/3 長崎新聞