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  • バカラとは カジノのバカラって一体どんなゲーム?

    16.07.19

    「バカラ」というゲームをご存知でしょうか。
    一度もカジノに行ったことがない方にとって「バカラ」という言葉は、ニュースで名前だけ聞いたことがある程度のものかもしれませんね。
     
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    数年前、海外のカジノに行ってはバカラで大金を摩ったと日本中を騒がせた大王製紙御曹司の報道、記憶に新しいバドミントン桃田・田児選手の闇カジノでのバカラ賭博報道、いずれも「バカラ」というゲームが話題になりました。カジノがない日本にとってバカラが話題に上るのはこのような機会しかなく、どうしても「バカラ=怖い」というイメージばかりが流布されてしまう一方で、バカラ自体はどんなゲームなのかもよく知られていないままというのが現状です。

    ではバカラとは、どんなゲームなのでしょうか。
    バカラとは、簡単に言うと、

     

     
    「右と左のどちらに9に近い数字が出るかを当てるカードゲーム」

     

    です。細かいルールはあるものの、遊び方の核心はほぼそれだけです。
    バカラでは、ポーカーのような駆け引きなどまったく使いません。ブラックジャックのように次のカードを引くか引かないか自分で考えることもありません。バカラは、頭も使わず、技術も要らず、純粋に「運」だけに賭けるゲームです。実はバカラとは、極めて単純なゲームなのです。

     

    えっ…なんでそんな単純なゲームにそこまでのめり込めるの?

     

    ごもっともな疑問です。
    ちなみにバカラは「カジノの王様」と呼ばれており、とくにアジアのカジノでは抜群の人気を誇っています。マカオのカジノではテーブルゲームの9割をバカラが占めるほどで、一般的にポピュラーなルーレットやブラックジャックよりも、バカラのほうがカジノのメインのような感じなのですね。カジノで遊ぶことにかけては百戦錬磨の猛者達に一番人気なのが、計算も駆け引きも一切必要ない「バカラ」というわけです。

     

    しかし一体そんな単純なゲームのどこに人気の要素があるのでしょう?

     

     

    バカラのルールにもう少しだけ深くつっこむと、左右それぞれにまず2枚ずつ、その後の進行状況によってもう1枚の追加カードが配られ、その合計がより9に近い方が勝ちとなります。あわせて3枚も配ったら簡単に9なんか超えてしまいますが、実はバカラでは10の位はつねに切り捨てられます。なので16は「6」23は「3」と見なします。ゆえに10、J、Q、Kはすべて「0」と数えるのです。

    たとえば片方に配られたカードが「J・3・2」だったら0+3+2=「5」
    もう片方が「9・4・3」だったら9+4+3=16=10の位は切り捨てるから「6」

    この勝負は、「5」vs「6」で6の側が勝ちとなります。

     

    ・・・やっぱり何が面白いのかわからないですね。ではもう少しだけバカラの世界に入り込んでみましょう。
     
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    【バカラをエキサイティングにする要素その1「条件」】

    バカラでは、カードを配る左右それぞれを「プレイヤー」「バンカー」と呼びます(客vs店のような印象を与える呼称ですがそのような意味はなく、便宜的なものなのであまり深く考えなくていいです)。まず始めにプレイヤー、バンカーそれぞれに2枚ずつのカードが配られてゲームがスタートします。

     

    バカラのカード

    バカラではまずプレイヤーとバンカーに2枚ずつカードが配られます。

     

    この2枚ずつだけで決着がつくこともあれば、3枚目を引く場合もあります。その3枚目を引くか引かないかは、ブラックジャックのように考えて決めるのではなく、バカラ独特の「条件」と呼ばれるルールに沿って決まっています。「条件」はやや複雑で、まずはこの条件を覚えることがバカラの面白さを知る上で欠かせない要素となっています。

    バカラの条件

    バカラではこの表のルールに従って3枚目のカードをひくかひかないかが決められます。

     

     

    【バカラをエキサイティングにする要素その2「スクイーズ」】

    運だけの単純なゲームであるバカラをエキサイティングにする一番の要素がこの「スクイーズ」かもしれません。カードを「絞る」とも言われる行為です。「プレイヤー」と「バンカー」に配られたそれぞれのカードは、各側で一番大きな賭け額を置いている人にカードをめくる権利が与えられます。最高額を賭けている権利客にカードが渡され、そのカードを少しずつゆっくり見ることをこのように呼んでいます。

    再三お伝えしている通り、バカラは客側にも店側にも次のカードを引くか引かないかを考える権利はなく、ただ条件に沿ってゲームが進行します。つまりカードをゆっくり見たところで何も変わりません。本当に「ただ見るだけ」です。しかし、そんな中にもプレイヤーの様々な思いが錯綜します。たとえば、自分の賭けた方のカードを他の人より早く知りたい、じわじわと少しずつ時間をかけてめくる間のスリルを味わいたい、あるいは見栄から「他人ではなく自分が」めくりたいという思いなどから、他のプレイヤーとの最高賭額をめぐって賭け金をつり上げていくといったことも出てきます。こういった各プレイヤーの思いこそが、バカラの醍醐味ともいえます。

     

     

    いかがでしょう。バカラの面白さ、伝わったでしょうか?

     

    おそらく伝わってないのではないでしょうか?

     

    事実バカラを文字で伝えるのは非常に難しいです。ルールの説明だけでもかなりわかりにくく、ましてや面白さを伝えるのはほぼ不可能と言っても過言ではない。このページに来る前に、他のサイトでバカラの説明を読んだことがある方も「バカラ・・・読んでも全然わからない!!!」「なんとなくルールはわかったけどそれでなにが面白いの???」としか思わなかった方も多いのではないでしょうか。

     

     

    バカラは実践してみないとどんなゲームかを理解するのかすら難しいです。短時間ではその面白さを理解することすら難しいので、通常の体験入学ではほとんど行っておりませんが、年に2回の全科目体験「1日体験入学」や、JCS祭などたまにバカラを体験できる機会があります。

    バカラについてもっと知りたい!という方は、そのような機会を利用してみてはいかがでしょうか。

     

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