After graduation

サイパンのカジノでスーパーバイザーとして活躍中

  • 角屋 翔馬さん

    サイパン

    2007年卒業

    Shoma Kadoya

    異業種からカジノへの挑戦

    日本カジノスクールに入学する前は、美容室で働いていました。
    仕事を辞めようとしていたタイミングで、父親がラジオでカジノスクールの存在を知り、「まだ次にやりたいことが決まってないなら」と提案されたのが入学のきっかけです。
    当時、ギャンブル自体に一切興味はなかったのですが、他の人がなかなか経験できない仕事であること、将来飛躍する可能性のある職業であることに魅力を感じました。

    実際に入学してみると、同級生は学生から年配の社会人まで幅広く、職業もさまざま。にもかかわらず、そういった全然違う仲間たちとも不思議なつながりができてしまうような場所でした。
    先生方と生徒との距離感も近く、みんなが目標を持っていることで絆が持てた気がします。当時の仲間たちとは今でも連絡を取り合い、刺激をもらっています。

  • テニアンからカナダ、そしてサイパンへ

    卒業後は、サイパンと同じ北マリアナ諸島に属するテニアン島のテニアン・ダイナスティー・ホテル&カジノにてインターンとして働かせていただく機会を得て、約4年間勤めました。
    その後ワーキングホリデーを利用してカナダのカジノで働き、現在は3つ目のカジノとなるサイパンのベストサンシャインで働いています。

    今いるサイパンではステップアップして、スーパーバイザーになりました。自分が担当するエリアの複数のテーブルの適切なゲーム進行、各プレーヤーのレーティング、各テーブルの情報管理など、同時に複数の作業が必要なポジションです。ましてやVIPのプレーヤーとなると、賭け金の額は一気に桁が変わりますので、独特の緊張感があります。
    額が額ですのでその分、責任も大きなものになりますし、もともと緊張するタイプの自分としては平常心を保つよう努力しています。

    またサイパンに限らず、海外で日本人として働いていると、通訳として駆り出されることが多くあります。
    ちょっとした質問等ならいいのですが、苦情やトラブル時にその場を任されることが多いのも事実です。
    カジノは決まりが厳しいので、例えば「ディーラーのミスによってお客様が怒ってしまい、特別な対応を要求している」ような場面でも、ダメなものはダメと結構ドライな対応をせざるを得ないことがあります。
    しかしその伝え方によってお客様の受け取り方も変わるかもしれないので、慎重に対応するよう心がけています。

  • これからやってみたい方へ—まずはとにかく始めてみて

    今カジノ業界に興味を持っている方、まずは一歩踏み出してみてください。ギャンブルが好き、仕事内容が面白そうなど、きっかけは人それぞれあっていいと思います。
    とにかく始めてみて、本気で頑張ろうと思えたら、あきらめないで続けて頂きたいと思います。
    サイパンだけでなく、どこの国でも海外のカジノで働くには、ビザや言葉の問題など、なかなかうまく行かないことも多くあります。
    ですが、実際に年齢や元の職業もさまざまな仲間が世界中で頑張っています。

    実はカジノ業界は狭い世界。前の同僚に新しいカジノでまた会ったりと、知らず知らずのうちに世界中に仲間が増えていきます。
    そんな体験もカジノ業界ならではと言えるかもしれません。

    もともと日本人には馴染みのない業種ですので、働こうにも前例がないことが当たり前。
    それでも、自分が道を作っていこうという気持ちで行動力があれば、可能性は開けて行くと信じています。

    日本では、実現するかと思われてはまた実現せずと、なかなか合法化の動きが加速しづらいと感じる部分はあるのですが、きっといつか、日本にもカジノがエンターテイメントとして受け入れられる日が来ると期待し、今は日々、ここサイパンにて精進しています。

    ぜひ、行動力を持って自分の信じる道を進んでいただき、いつか同じカジノで一緒に働けることを心待ちにしています!